こんにちは!ゆかりのワンピース考察部屋へようこそ!
今回は「1037話について」考察していきたいと思います。
第1037話のタイトルは「酒龍八卦」。火祭りの花の都の様子、ルフィvsカイドウ、五老星の会話、そして政府の船に忍び寄るズニーシャの影が描かれ、ワノ国のラストに向けて物語が大きく動いた回となりました。
ということで今回は、ルフィvsカイドウの今後の展開予想、そして五老星の会話の真意を考察していきたいと思います。
読むのが苦手な方はこの記事を動画にまとめていますので、こちらをどうぞ!
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ルフィvsカイドウの行方
今回ほぼ丸々一話を使って描かれたルフィvsカイドウですが、なぜかカイドウは酒を飲みまくり酔っぱらってしまいます。そんなカイドウに対し「おれに負けても、酔ってたなんて言い訳すんなよ」と怒るルフィ。
しかしカイドウは、今回のタイトルにもなっている酔拳のような技「酒龍八卦」を繰り出します。
なんとカイドウは酒の力でパワーアップしたのです。そしてカイドウの台詞「お前を認めたんだ。おれとサシでやり合える奴なんざ…いつぶりだろうな」。この台詞から分かるように、カイドウはルフィのことを強敵だと認めたのです。パワーアップしたカイドウに対しルフィは「ゴムゴムの怪鳥乱打銃」を繰り出し一撃を決めることに成功しました。
完全に本気のカイドウと渡り合うルフィ。しかしここで気になるのが、なぜギア4を使わないのかということ。
第1010話にて覇王色を纏うことを身につけたルフィですが、それ以降ギア4を使っていません。その理由としては、最後のトドメのために温存していることが考えられます。
ギア4は一度使うと10分間覇気が使えなくなってしまう、まさに切り札。また、今回カイドウが見せた本気モード「酒龍八卦」のように、ギア4はルフィの本気モードです。
そして覇王色を纏った状態のギア4があるとすれば、現状ルフィが繰り出せる最強の技であることは間違いありません。
つまり、覇王色を纏ったギア4でトドメの一撃を決めるため、今は温存しているのではないでしょうか。
歴史から消された悪魔の実の正体
話は変わって第1037話のラストシーン。五老星の会話から、衝撃の事実が明かされました。
なんと、歴史からある悪魔の実の名前を消す為、世界政府はわざわざその実に別の名前をつけたというのです。また、その悪魔の実は五老星にとっても伝説であり、過去何百年も“覚醒”することがなかったとのこと。
さらに、「歴史からその実の名前を消すためだろう!?」この台詞の背景には、ワノ国近海で待機する政府の船に忍び寄るズニーシャの影が描かれていました。
では五老星の言う「あの悪魔の実」とは一体何のことなのでしょうか。可能性は2つあり、1つはゴムゴムの実。もう1つはズニーシャです。それでは1つずつ見ていきましょう。
1つ目の可能性「ゴムゴムの実」
まず1つ目の可能性「ゴムゴムの実」について。
第1017話で政府が護送するほどの悪魔の実だという事が判明したゴムゴムの実。
現状、政府が絡んでいる悪魔の実はゴムゴムの実とオペオペの実の2つだけであることから、オペオペの実の「不老手術」のような隠された最上の技がゴムゴムの実にもあり、政府はその力を欲しがっていたのではないかと考えられています。
そして今回の五老星の会話から考えると、その力こそが“覚醒”の力なのではないでしょうか。
しかし、五老星が焦っている様子からすると、欲しがっているというよりも脅威に感じているといった印象です。
ここで五老星、すなわち世界政府にとっての脅威と言えば「空白の100年」と、その時代に存在したある巨大な王国ですよね。
つまり、ゴムゴムの実は空白の100年やある巨大な王国と密接な関係があるのではないでしょうか。
また、「過去何百年も覚醒することなどなかった」という台詞。過去何百年というのが空白の100年を含むかどうか、つまりゴムゴムの実が空白の100年の間に覚醒していたかどうかで話は大きく変わってきます。
空白の100年の間にゴムゴムの実が覚醒していた場合、ある巨大な王国側の誰かが覚醒したゴムゴムの実の能力者であり、その力が世界政府にとって脅威であったために滅ぼしたと考えられます。
一方、空白の100年の間にゴムゴムの実が覚醒していなかった場合、ゴムゴムの実の前任者はジョイボーイであり、覚醒していなかったからこそ人魚姫との約束を果たせなかった。
このように考えることができます。そしてその力が覚醒した時、ルフィがジョイボーイとなって人魚姫との約束を果たす、つまり古代兵器ポセイドンを正しく導くことになるのではないでしょうか。
また、「世界政府はわざわざもう一つの名を与えた」とあることから、ゴムゴムの実という名前は偽物であることになります。しかし、ルフィはどっからどう見てもゴム人間です。
この矛盾を解決するヒントが、空島と月にあります。
短期集中表紙連載シリーズ「エネルのスペース大作戦」にて判明した、空島の住人によく似た月の人の存在、そして彼らが青色の星に移住していたこと。
これらのことから、空島の住人は月の人の子孫であるという考察は非常に有名ですよね。
また第301話、ウソップの輪ゴムを見た空島の住人は「こんなもの初めて見た」という反応を見せています。
この何気ない1コマから、空島にはゴムという物質が存在しないことが分かるわけですが、これはつまり、月にもゴムは存在していなかったことを意味するのではないでしょうか。
というのも、先程説明したように、空島の住人は月の人の子孫であると考えられるからです。
そして月にはゴムという物質が存在しないということは、反対に月にしか存在しない物質もあるのではないでしょうか。
そしてその資源の特性がゴムに非常によく似たものであるとすると、ルフィの食べた悪魔の実はゴムゴムの実ではなく、月にしか存在しない物質の悪魔の実である可能性が考えられるのです。
つまり、世界政府は月にしか存在しない物質の名前を消すため、わざわざゴムゴムの実という違う名前を付けたのではないでしょうか。
そしてその悪魔の実が覚醒した時、私たちの知るゴムの性質とは違う、非常に強力な力が目覚めるのかもしれません。
2つ目の可能性「ズニーシャ」
次に2つ目の可能性「ズニーシャ」について。
こちらはゴムゴムの実とは全く違う視点からの考察になります。
まず五老星の言う「あの悪魔の実」=ズニーシャだと考えられる根拠として、今回のラストシーン「歴史からその実の名前を消すためだろう!?」という台詞の背景に、ズニーシャの影が描かれていることが挙げられます。
この描写だけをみると、その実=ズニーシャであると考えるのが自然ですよね。そしてその悪魔の実の能力が覚醒したからこそ、ズニーシャがワノ国に接近しているのではないでしょうか。
しかし、当然ズニーシャは悪魔の実ではありません。ということは、ズニーシャが悪魔の実を食べているという可能性が考えられるのです。
そして世界政府は、その悪魔の実を食べたゾウに対して「ズニーシャ」というもう一つの名前を付けた。このように考えることができます。
ゴムゴムの実とズニーシャが関係している!?
ここまでをまとめると
①五老星の言う「あの悪魔の実」はゴムゴムの実のことであり、覚醒することで月にしか存在しない物質の力が使えるようになる
②五老星の言う「あの悪魔の実」はズニーシャの食べた悪魔の実のことであり、覚醒したためワノ国に接近している
以上2つの可能性が考えられるわけですが、ズニーシャよりもゴムゴムの実である可能性は高いでしょう。
しかし、やはり最後のシーンの背景にズニーシャが描かれていることには何か意味があり、五老星の言う「あの悪魔の実」にズニーシャは関連していると考えられます。となると、ゴムゴムの実の覚醒とズニーシャがワノ国に来たことに関係があると考えるのが自然です。
つまり、五老星のいう「悪魔の実」とはゴムゴムの実のことであり、覚醒することで月にしか存在しない物質の力が使えるようになる。
そしてその力が目覚めたことで、ズニーシャがワノ国に接近している。このように考えることができます。
101巻発売記念CMにもあった「それは運命を変える実」。ゴムゴムの実には何か重大な秘密が隠されていることは間違いありません。
それが今回考察したように、月やズニーシャに関係しているとなれば、ワンピースのラストに向け物語が大きく動くでしょう。
以上「1037話について」の考察でした。
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