こんにちは!ゆかりのワンピース考察部屋へようこそ!
今回は「第1040話について」考察していきたいと思います。
第1040話のタイトルは「新世代(がき)の耳にも念仏」。
前回の第1039話、キッドとローの大技により決着がついたと思われたビッグ・マムですが、さすがの四皇、まだまだ最後の力が残っていたようです。
しかし更なる追撃により、キッドとローの勝利が確定、四皇の一角が落ちるという歴史的な瞬間が描かれました。
そんな1040話の中で
①ローの覚醒技「K・ROOM」と「R・ROOM」について
②ビッグ・マムの意味深な発言
③ズニーシャとジョイボーイの関係性
以上3つについて考察していきます。
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ローの覚醒技の意味
ローの覚醒技と言えば、今まで何度も繰り出してきた「K・ROOM」ですが、今回新しい覚醒技が披露されました。
それがR・ROOM凪(さいれんと)。
ビッグ・マムの影響で出る音がすべて消えるという技ですが、ローの恩師である、ナギナギの実の能力者ロシナンテをオマージュしての技なのでしょう。
つまりR・ROOMのRには、ロシナンテの意味が込められていると考えられます。
そうだとすると、今まで謎であったK・ROOMのKの意味は、ローの持つ刀「鬼哭」を意味しているのではないでしょうか。
K・ROOMから繰り出される技はいつくかありますが、いずれも鬼哭に能力を付与することで刀を巨大化、敵に貫通させ、内部から衝撃を与えるというものでした。
つまり鬼哭を使った覚醒技、それがK・ROOMなのです。
ロシナンテのRにちなんだR・ROOM、鬼哭のKにちなんだK・ROOM。
今後の覚醒技も、このような法則性で名付けられていくのではないでしょうか。
ビッグ・マムの意味深な発言
ついにキッドとローに敗れ鬼ヶ島から落下するビッグ・マムですが、その落下中、非常に意味深な発言をしています。
「教えて死ねよ!ワンピース!何がある!?どこにある!?この国にもあるんだろ?」
ワンピースの正体も在り処も明確にしないまま死んでしまったロジャーを恨むかのような発言ですが、問題は最後のフレーズ「この国にもあるんだろ?」。
この国とは勿論今いるワノ国のことだと思われますが、ワノ国に一体何があるというのでしょうか。
考えられる可能性は2つ
①ワンピース
②古代兵器
それでは1つずつ見ていきましょう。
まず1つ目の可能性ワンピースについてですが、ビッグ・マムの発言の文脈から、ワンピースのことを指していると考えるのが自然ですよね。
ワンピースはラフテルにある置いてきたと考えられていますが、確かにラフテルにあると明言されたことはありません。
一方で第967話では、ラフテルにジョイボーイが残した莫大な宝が実在することが明かされています。
また仮にワンピースがラフテルではなくワノ国にあるとすると、ラフテルに行く意味がなくなってしまいます。
ラフテルは伝説の島であり、グランドラインの最終地点です。
ワンピースはラフテルにあるべきだといえるでしょう。
ワノ国にワンピースがないとなると、ビッグ・マムの発言の2つ目の可能性、それが古代兵器です。
第954話にてビッグ・マムとカイドウの同盟が結成されたわけですが、その後の第985話
同盟の目的は「古代兵器」と「ワンピース」を手に入れるためだと明かされました。
また第1016話でのカイドウの台詞。
「おれはここがワノ国だから居座ってんだよ」。
この台詞から、ワノ国にはワンピースを手に入れるための重要な何かがあると考えられます。
以上の情報から、次のような仮説が考えられます。
第951話でいがみ合っていたカイドウとビッグ・マム。戦う中で、「ワノ国に古代兵器が眠っている可能性がある」、そんな話をビッグ・マムはカイドウから聞き、古代兵器、そしてワンピースを手に入れるという共通の目的により、同盟を組むことになったのではないでしょうか。
ビッグ・マムは、ポーネグリフを読むことができる存在を強く求めていましたが、それはワンピースのためだけでなく、古代兵器を手に入れるためでもあったのかもしれません。
クロコダイルがプルトンを狙い、アラバスタ王国を乗っ取ろうとしていたように、カイドウは別の古代兵器を狙い、ワノ国を乗っ取ろうとしていたのかもしれません。
そうだとすると、考えられる古代兵器はウラヌスのみ。
ウラヌスがワノ国に眠っているのであれば、ルフィたちの出航前に、新たな情報が明かされることでしょう。
ズニーシャとジョイボーイの関係性
今回第1040話の最後の1コマ、モモの助の発言により、ズニーシャがジョイボーイの仲間であることが明かされました。
ゾウを出る前にズニーシャから直接聞いたのか、おでん漫遊記に記してあったのかは分かりませんが、いずれにしても、ズニーシャとジョイボーイが繋がる超重要情報です。
そしてモモの助の台詞通り、ズニーシャとジョイボーイが仲間であることから、現在ジョイボーイについて判明している事実が、ズニーシャにも当てはまる、そんな可能性が考えられるのです。
まずジョイボーイについてですが、主に次の3つのことが判明しています。
①800年前に実在した地上の人物
②古代兵器ポセイドンの力を正しく導く人物
③800年前の人魚姫との約束を果たせなかった
1つずつズニーシャに当てはめて考えてみましょう。
まず1つ目、ジョイボーイは800年前に実在した地上の人物なわけですが、実はズニーシャも地上の人物だったという可能性が考えられます。
しかしズニーシャはナイタミエノリダ象という巨大なゾウ、そんなズニーシャが地上の人物であるとは一体どういうことなのでしょうか。
この疑問に関しては、以前考察したズニーシャの魂がクジラの樹に宿っている可能性を考えると納得できます。つまり、地上の人物であるズニーシャの魂がクジラの樹に宿っており、巨大なゾウを動かし動かし続けていると考えられるのです。
次に2つ目、第626話にてオトヒメ王妃から説明があったように、ジョイボーイが人魚姫ポセイドンの力を正しく導く人物であると考えられています。
この事実をズニーシャにも当てはめてみると、ズニーシャも古代兵器の力、おそらくウラヌスの力を正しく導く人物であると考えられます。
先程ビッグ・マムの発言から考察したように、ワノ国には古代兵器ウラヌスが眠っている可能性がありましたよね。
ウラヌスがポセイドンのような何かを操る人物のことだとしたら、その力を正しく導く人物が必要ですよね。
その人物こそがズニーシャであり、そのために今ワノ国の近くまで来ているのかもしれません。
そして3つ目、ジョイボーイは800年前の人魚姫、つまりポセイドンとの約束を果たせなかったわけですが、仲間であるズニーシャも、800年前に何らかの約束を果たせなかったのでしょう。
それがズニーシャの罪だと言われているのではないでしょうか。
ではズニーシャの約束、そして罪とは一体なんなのでしょうか。
結論からいうと、ミンク族と人間の共存を実現できなかったことだと考えられます。
ジョイボーイと人魚姫との約束は、恐らく「タイヨウの元で暮らすこと」、つまり地上で人間と共存することだと思われます。
しかし魚人島編で描かれていたように、200年前まで魚人は激しく差別されてきた歴史、そして今もなお魚人と人間との間には深い溝があり、魚人島民に根付く人間不信の心が象徴的でしたよね。
一方、ズニーシャはその背中にミンク族を背負っており、ミンク族は「人間嫌い」で有名だと言われていました。
なぜミンク族が人間嫌いなのかは明らかになっていませんが、その姿の異形さから人間に恐れられ迫害を受けた歴史があり、その歴史がミンク族を人間嫌いにさせたのではないでしょうか。
というのも第963話にて、幼少期のイヌアラシ、ネコマムシ、河松の三人が妖怪と恐れられ虐められていた描写があり、魚人族と同じように、ミンク族が人間から迫害を受けた歴史があるという伏線になっていたのかもしれません。
またミンク族と魚人族の間には、戦闘能力が高いこと、隔世遺伝で子が生まれることなど、様々な共通点もあるのです。
以上の理由から、魚人族とミンク族の歴史は非常に似ていると考えられ、800年前に人間との共存を約束したが果たすことができなかった。
その約束をミンク族と交わした人物こそがズニーシャであり、約束を果たせなかったこと=罪なのだと考えられるのです。
以上「第1040話について」の考察でした。
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