こんにちは!ゆかりのワンピース考察部屋へようこそ!
今回は「ベガパンクについて」考察していきたいと思います。
引用元:尾田栄一郎.集英社
作中ではシルエットや名前だけが登場している、謎に包まれた人物「ベガパンク」。最近になってようやくベガパンクは6人に分散されていることが判明しましたよね!
そんなベガパンクが成し得た数々の偉業は、物語の中でも超がつくほど重要なものばかりです。
今回はそんなベガパンクの正体、そして今後の作中での立ち位置について考察していきます。
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ベガパンクと月の関係
引用元:尾田栄一郎.集英社
まず、ベガパンクと月には非常に密接な関係があると思われるのですが、その根拠は大きく2つあります。
- ツキミ博士の出身地がベガパンクと同じ「未来国バルジモア」であること
- ベガパンクが500年先の科学力を持っていること
それでは1つずつ見ていきましょう。
1つ目の根拠
まず1つ目の「ツキミ博士の出身地がベガパンクと同じ未来国バルジモアであること」について。
引用元:尾田栄一郎.集英社
第428話から始まった、短期集中表紙連載第9弾「エネルのスペース大作戦」。
ルフィに敗れたエネルが月に向かうところからスタートしたこの扉絵シリーズですが、月の古代都市ビルカや青色の星に移住した羽の生えた種族の存在が明らかになるなど、非常に重要な伏線が張り巡らされていることは有名ですよね。
引用元:尾田栄一郎.集英社
そんな中でも今回は、vol.17「走馬灯―カラクリ島で生まれたあの日―」に注目します。
エネルは月でスペーシー中尉という謎のロボットに遭遇するのですが、実はこのスペーシー中尉、青色の星のカラクリ島にてツキミ博士という人物が生み出したロボットであり、謎の風船を使って月に来ていたのです。
そしてvol.31「闇に浮かぶ地下の都市」にて月には古代都市があることが判明するわけですが、続くvol.33「古代都市にほとばしるエネルギー」では更なる衝撃の事実が判明します。
引用元:尾田栄一郎.集英社
なんと、青色の星でつくられたスペーシー中尉にそっくりなロボットが大量に眠っていたのです。
またvol.35「壁画に学ぶ。太古に生きた翼を持った“月の人”」の壁画には、月の人がロボットを作る様子が描かれています。
一旦ここまでをまとめると
- スペーシー中尉は、青色の星「カラクリ島」に住むツキミ博士が作ったロボット
- スペーシー中尉は謎の風船を使って月まで来た
- 月にはスペーシー中尉にそっくりなロボットが大量に存在した
- 大量のロボットは「月の人」が作った
以上4つの事実が分かるわけですが、ここで1つの仮説が生まれます。
それは、「ベガパンクが月と関係している」という仮説です。
スペーシー中尉と月のロボットが全く同じ見た目であることは偶然ではなく、そこには何らかの関係があると考えるのが自然です。
となると、スペーシー中尉を作ったツキミ博士が月と関係していることは間違いないでしょう。
また、ツキミ博士がいたカラクリ島には「未来国バルジモア」があり、ツキミ博士はバルジモア出身であることが判明しています。
引用元:尾田栄一郎.集英社
そして「未来国バルジモア」といえば、Dr.ベガパンクの故郷です。
つまり、月に関係しているツキミ博士とベガパンクは「未来国バルジモア」という同じ出身地で繋がっているのです。
そのため、ベガパンクも月と関係している可能性が非常に高いといえるのです。
2つ目の根拠
引用元:尾田栄一郎.集英社
そして2つ目の根拠「ベガパンクが500年先の科学力を持っていること」について。
第485話にて初めてベガパンクの名が登場した時、「政府の天才科学者Dr.ベガパンク。世界最大の頭脳を持つ男…!!!奴の科学力はすでに…これから人類が500年をかけて到達する域にいる」と言われています。
要するにベガパンクはずば抜けた科学力を持っているわけですが、一体なぜなのか。
そこには「月」が深く関係していると考えられます。
引用元:尾田栄一郎.集英社
先程も説明したように月には古代都市が存在しており、大量のロボットが存在したことから非常に発展した文明だったことが伺えますよね。
この月の文明がいつ栄えていたのかは分かっていませんが、同じく“古代”とつく古代兵器が800年以上前から存在していたことを考えると、月の古代都市も同じくらいの歴史があるのではないでしょうか。
となると、月で大量のロボットが作られたのは少なくとも800年以上前であり、既に月の文明は相当なものであった、つまり、月の科学力は青色の星に比べて何百年も先をいっていたと考えられるのです。
第592話、バルジモアの国民の台詞「彼の悩みはいつもそうだが…頭の中の完成図に現実がついて来れない。それを実現化するための技術と資金がない」。
この台詞からも、ベガパンクの科学力は、青色の星の科学力をはるかに上回っている。
つまり月の科学力であると考えられるのです。
以上のことを踏まえると、ベガパンクは「月の科学力」をもっている可能性が高いと言えます。
ここまでみてきたように、
- ツキミ博士の出身地がベガパンクと同じ「未来国バルジモア」であること
- ベガパンクが500年先の科学力を持っていること
以上2つの根拠から、ベガパンクは月と密接な関係がある可能性は十分にあるといえるのです。
ベガパンクは月からやってきたのか、はたまた月の人の子孫なのか。
具体的な関係はまだ分かりませんが、いずれ必ず登場するベガパンク。
「月」に注目してみると、面白い発見が見つかるかもしれません。
ベガパンクの思惑
ここまででベガパンクの正体に繋がる考察をしてきましたが、ベガパンクは正体だけでなく、目的や思惑も謎に包まれています。
というのも、ベガパンクの行動には矛盾があるからです。
その矛盾は大きく3つあります。
1つ目の矛盾
引用元:尾田栄一郎.集英社
1つ目の矛盾は、海軍の科学班でありながら、ルフィや革命軍に協力していること。
一般的には「海軍の科学者」として活躍しているベガパンクですが、バーソロミュー・くまに「麦わらの一味の船を死守する」とプログラムする契約を結んでいたことが第603話で判明します。
どのような経緯で契約を結んだのかは分かっていませんが、革命軍であるくまや海賊であるルフィたちに協力したといえますよね。
2つ目の矛盾
引用元:尾田栄一郎.集英社
2つ目の矛盾は、政府に逮捕された後、なぜか海軍の科学者になっていること。
第840話にて明らかになったベガパンク最大の功績「血統因子」の発見。
血統因子はいわば「生命の設計図」であり、一歩間違えれば神の領域に達すると言われています。
この発見を危険視した世界政府によってベガパンクは逮捕されてしまうわけですが、そんなベガパンクは海軍の科学者として活動しており、現在では海軍特殊科学班「SSG」に所属していると考えられています。
なぜ政府に逮捕されたベガパンクは、海軍の科学者になっているのでしょうか。
おそらく何らかの取引があったと考えられますが、この取引こそが1つの謎なのです。
3つ目の矛盾
3つ目の矛盾は、心優しいベガパンクが政府の研究や兵器を作っていること。
さらに第592話、バルジモアの国民の台詞「彼が子供の頃、極寒に凍えるこの国の人々を思って作った物。島ごと暖める“土暖房システム”」「みんなを楽にしてやれないと泣く姿を見て…我々の心は充分に暖まったものだ」。
これらの台詞から、ベガパンクは優しい心の持ち主であると伺えます。
そんな優しい心を持っているベガパンクが、素直に政府や海軍に従い、人体の巨大化の研究をしたり、パシフィスタを開発したりしている。
ここに矛盾を感じるのです。
ここまで見てきたように、ベガパンクの行動には
- 海軍の科学班でありながら、ルフィや革命軍に協力していること
- 政府に逮捕された後、なぜか海軍の科学者になっていること
- 心優しいベガパンクが政府の研究や兵器を作っていること
以上3つの矛盾があるわけですが、ここから1つの仮説が生まれます。
それは「政府や海軍に素直に従っておらず、水面下で海賊や革命軍に協力しようとしている」という仮説です。
引用元:尾田栄一郎.集英社
ベガパンクはこれまで、大量のパシフィスタを作ってきており、おそらく現在は海軍特殊科学班「SSG」に所属し、七武海をしのぐほどの新兵器を開発したと思われます。
しかし先程の見てきた矛盾からは、政府や海軍に全面的に協力しているというわけではなさそうであり、むしろルフィや革命軍に協力しているような印象さえ受けましたよね。
つまり、政府や海軍のために開発してきた兵器たちには、何か秘密が隠されている可能性が高い。
その秘密とは、「 “ある時一斉に裏切る”というプログラムがされている」ことではないでしょうか。
バーソロミュー・くまに「麦わらの一味の船を死守する」とプログラムしていたように、パシフィスタやSSGの新兵器にも何らかのプログラムがされている可能性は十分にあると思われます。
そしてそのプログラムの存在は、開発したベガパンクただ1人しか知り得ないものです。
ベガパンクにルフィや革命軍に協力する意思があるならば、そんなプログラムがされていてもおかしくないのです。
では“ある時”とは一体いつなのか。
引用元:尾田栄一郎.集英社
それはまだ分かりませんが、世界中を巻き込む大戦争が起こった時、圧倒的に有利だと思われた政府側の兵器たちが一斉に寝返ることで形勢が逆転する。
そんな展開が待っているかもしれません。
以上「ベガパンクについて」の考察でした。
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